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2010年3月13日 (土)

『くびすじの欠片』批評会

東京に行くことをずっと悩んでいた。

いわゆる歌壇の方々と会うのは2年ぶり。

笹井君の『ひとさらい』批評会以来だ。

あれは福岡でやったから、東京に行ったのはもっと前のこと。

歌会だったか、ひょっとすると未来賞の授賞式だったか。

とにかくこんなのろい私が東京にいくのを決心したのは、野口あや子そのものだった。

『くびすじの欠片』の批評会に立ち会わねばならないと強く思ったからだった。

もうすでにこの批評会の内容についてはネットでも話題になっていて、わたしがここで書く必要はないと思うが、

10代から書いたという作品群はいわゆる青春を辿っていくことなく、主に自分や他者の内面へと潜り込もうとこころみる。

 くびすじをすきといわれたその日からくびすじはそらしかたをおぼえる 野口あや子

表題歌に採用された「くびすじ」だってそう。その線や肌触りを辿るわけではなく、

くびすじを擬人化することにより自らのパーツの意外な一面を発見しているのである。

彼女の作歌精神はかなりストイックである。大学生。小説のゼミに入ったらしい。

とにかく何かを必死に探している感じがある。

 すっぽりとこの世から消えたことなくて携帯の灯が点滅してる 野口あや子

探し物は現代短歌にあるのだろうか。

とにかく歌壇的にもセンセーショナルなデビューを飾り、新聞・雑誌(グラビア!)テレビやラジオにも出演して若手の羨望を集めている野口あや子。

久しぶりに会っても、本当にかわっていなかったのでほっとした。

あゆみさんはさらに美しくなっていましたね、と手紙をくれた。

わたしのなかの野口あや子株が急上昇した。

heart

おめでとう、あや子ちゃん。あなたの旅をずっと応援しています。

あゆみママより。

heart

『くびすじの欠片』野口あや子(短歌研究社)

http://www.tankakenkyu.co.jp/book/book200903.html

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