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2009年1月

2009年1月28日 (水)

追悼・笹井宏之さん

笹井宏之さんが、24日早朝、心臓麻痺のため急死しました。

今朝の西日本新聞文化欄に追悼記事が掲載されました。

本当にここ数日ぼんやりしていて、

告別式にも参列したのだけど、やっぱりぼんやりしていて、

笹井くんの眠ったお顔も見たのだけど、事実として整理できなくて、

でも暗く落ち込んだりしたら笹井くんも悲しむと思ってなんとか日常のあれこれをやっていたのですが、

昨日、今朝掲載の「おくすり短歌」のゲラを直していて、

ああ、この原稿を書いた1週間前は笹井くんが当たり前のように生きていたんだと思うと、

泣く、というより、身体のなかで悲しみがいろんなかたちで暴れだしました。

まだ私は追悼文を書けそうにありませんが、

西日本新聞の平原記者のこころのこもった追悼文に感謝します。

みんなに愛された歌人でした。

そして、これからも愛される歌人です。

笹井くん、やすらかに。

いつかまたどこかの公園で、あそぼうね。

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2009年1月21日 (水)

おひさしぶりです。

メリークリスマスとあけましておめでとうと寒中見舞い申し上げます。

おひさしぶりです。

ブログ更新しないの?といろんな方に気にしていただいて、すみません。

PCの調子がわるく(突然青い画面になります。恐怖です)書けていませんでしたが、

先月書いた「おくすり短歌」の原稿が年末だということで休載になってしまったので、

没になった原稿をここにご紹介します。(がんばって書いたので、ショックでした)

1ヶ月前の気分で読んでくださいねnote

(それは、むりか・・・)

メリー・クリスマス子らの心に鈴の音と明るい夢が宿りますよう

大人は嘘をつく、とショックを受けたのはサンタクロースの正体が実は両親だったと知った時だった。小6のクリスマス。夜中に目が覚めたのでリビングに行ってみると、母が赤いブーツにお菓子を詰めていた。

 小学校高学年にもなると「サンタげな、おらんとよ」と言う友達もいたのだけど、私はあくまでサンタは実在する(もしくはみんなの家には来なくても、うちだけは来ている)と思い続けてきた。

 ある年、なぜサンタさんは外国人なのに日本製のおもちゃをもってくるのだろうと不思議に思った。ひょっとしてお父さんがおもちゃ屋で買ったのかな。そうだ、サンタさんのサインをもらおう。きっとお父さんもお母さんも英語は書けないだろう。つまり英語だったらサンタさんはいるということだ。名案!

その年のプレゼントにはサンタさんの直筆サインがついていた。英語!(母は大変苦労したそうだ)以来、私は友達が遊びにくると「サンタさんの本物のサインよ」と自慢した。

なのにその夜、母がサンタのブーツにお菓子を詰めていたのだ。がっかりした。しかし私は声をかけられずにこっそり布団に戻った。母の背中は楽しそうだった。

そうだよなあ。一晩でおじいさん一人で世界中の子ども達にプレゼントを配るなんて無理だよなあ。考えていると静かに襖が開いて、母サンタが入ってきた。私は眠ったふりをしてプレゼントを枕元に置いてもらった。母がいなくなって、暗闇の中で目を開けた。すると襖の向こうで小さな鈴の音が。りんりん、りんりん。両親の優しい嘘を知った夜。

そして今、私も子ども達に小さな嘘をつき始めた。「ほら、サンタさんに電話するけん欲しいものを教えて」「えー?お母さん、英語しゃべれると?」「・・・」

ま、要は気持ちです。サンタの皆さん、今年もがんばりましょうね。

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