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2008年6月25日 (水)

おくすり短歌 6月

以前、元気のないときに、

友人の松木秀さん(北海道在住の歌人。第一歌集『5メートルほどの果てしなさ』でおととしの現代短歌協会賞(短歌の芥川賞のようなもの)を受賞。歌集はブックパークで好評発売中。http://www.bookpark.ne.jp/cm/utnh/detail.asp?select_id=50

から

>つないでもさみしいはるのゆびさきをそれでもかさねあって、みずいろ
松木秀

という歌をぽんと渡された。(もちろん北海度と福岡で離れているから、ネット上で、ぽんと、書いてもらったというかんじ)

わたしは、この歌に、かわいた心を潤してもらった。

詩の言葉のやさしさ。おおらかさ。

100回の「がんばって」より、1首の短歌のほうが効果がある。

私の心の奥底に、みずいろが届いた。

松木さん、ありがとう。

返歌を書きました。

今朝掲載された、毎日新聞の短歌コラム「おくすり短歌」で書きました。

ribbon

歌うように笑って歌うように泣いて歌うように愛したら 虹いろ
  

最近、忙しい。

まず、保育園ママたちと仲良くなった。

きっかけは芋の苗植え。

「近所の畑でサツマイモを作るので、秋に芋を収穫したい人は集合。親子で苗植えをします」と

PTA会長さんに半ば強制的に集合をかけられ、

都合のついた保護者が十数人参加した。

私も締め切りの迫った原稿があったけれど、しぶしぶ行った。

保育園ママたちとはゆっくり話をしたことがなかったし、

お互いの職業もフルネームも知らない。

まあ今回も世間話をして場を持たせようと思っていた。

すると、ある男の子のママが、

うちの娘が年中クラスの時から平仮名を書けていたことに興味を持っていたそうで、

どう教えているの?と訊いてきてくれた。

「あれね、勝手に覚えたんだよ。

私も本が好きで、文章を書く仕事をしているから、

自然に興味を持ったみたいよ」と答えたら、蜂の巣をつついたような大騒ぎになった。

文章を書くって、どこに?

いや、毎日新聞に。子育てのエッセイ。

新聞に?すごーい。

すごくないよ。本職は歌人なんだ。短歌をつくるの。

え?短歌?すごい。今度遊びにいっていい?

そういうわけで、毎日のように友人が子連れで遊びに来てくれるようになった。

私は友人の愚痴や悩みをうんうんと聞きながら、

子どもたちと遊ぶ。

絵本を読んだり、カルタをしたり、シャボン玉を飛ばしたり。

で、思った。

わが子を社会の危険から守るためには、

他の親子と関わり、理解する努力をしないといけないな、と。

自分から心を開けば、相手も心を開いてくれるんだ。

忙しい。でも毎日が楽しい。

                        須藤歩実(歌人)

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