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2007年5月

2007年5月26日 (土)

角川『短歌』&毎日新聞

今日はお知らせが2つあります。

ひとつは昨日発売の角川『短歌』に「少年」というタイトルで8首発表させていただきました。

これはわたしの短歌総合誌デビュー作品になります。つたない詠みぶりで編集部に作品を送ってからもなんだか心配でしたが、ちゃんと載せていただきました。ほんとうにありがとうございました。

 週末の占いは二位。夏服の襟を盗んで栞をつくる

                   須藤歩実「少年」

『短歌』は全国の書店にありますよ~。

http://www.kadokawagakugei.com/zasshi/tanka/

そして、もうひとつ。今日の毎日新聞九州版に「おくすり短歌」が掲載されています。

今回は14回目。ちょっと過激な歌をつくりました。

 ぼくが撃つから死んで、グリルの塩鮭が焼けたら生きかえってね母さん

                   須藤歩実(エッセイ「おくすり短歌」より)

ぜひぜひ読んでくださいね。そして読者の方の意見をうかがえたらうれしいです。

よろしくおねがいします。

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2007年5月17日 (木)

源氏物語

高校のとき、古文だけはちゃんと予習していたわたし。

古文の先生の笑顔が素敵だったということもあるけれど、古文をノートに写すのが好きだった。

以来、まともに古典を読んでいなかったのだけど、ついこの前から短歌的体調を崩し、歌集を読むと息苦しくなるなどの拒否反応が出てきたので、気分転換に源氏物語を読んでいる。

 「むなしき御骸を見る見る、なほおはするものと思ふがいとかひなければ、灰になりたまはむを見たてまつりて、今は亡き人とひたぶるに思ひなりなん」(『源氏物語』桐壺より)

帝の寵愛を受けた桐壺更衣が妬み恨まれ、次第に病気がちになってゆく。女御や更衣は宮中で死んではいけないというしきたりがあったから、いよいよ意識朦朧としてきた更衣は里に帰ることを帝に申し出るが、帝は更衣に執着してなかなかお許しくださらない。そこで更衣の母が帝に泣く泣くお願いをして、ようやくお許しをいただく。

里に帰ったその夜、更衣は息を引き取った。上の引用は更衣の母が娘の火葬をみとどけてもう死んでしまった方とあきらめて心の整理をしましょう、と言う場面。

源氏物語に出てくる人物の思いのひたむきさに心をうたれる。

文章は「思い」で書くものなのだろう。

短歌的体調不良の原因も、そのあたりにありそうだ。

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2007年5月 5日 (土)

若気の至り

こんなに更新の少ないブログに日に何度も足を運んでくださる方がいることを知りました。(ココログにもアクセス解析がついているのですねー!)ありがとうございます。

あちらこちらでいろいろあるようで。歌壇でも、ネット短歌でも。

わたしはそれを見て、うらやましいなあと思います。正面きって若造の拙文を相手にしてくれる先輩が短歌の世界には存在するのです。そこで学ぶものは大きい。本人はもちろん、その世代の読者にとっても。

角川『短歌』5月号の佐佐木幸綱さんへの松村正直さんの反論文は誠意を感じました。それにいたってシンプルでした。これで解決、という印象。佐佐木さんにも伝わったのではないでしょうか。

cocoaさんと枡野さんのほうは、枡野さんのほうに共感・・・かな。

わたしにとっての師匠ははじめから多分最後まで加藤治郎さんだけなのですが、枡野さんのサイトはいつもチェックしています。勉強になるからです。

いろんな人の影響を受けて、自分の作品をのこしていくのだと思います。尊敬する歌人を一方では疑いながら吸収していくものだとは思うのですが、安易にその歌人を「卒業しました」といって全否定してしまうと自分のなかで矛盾がおきてしまう。

すでに吸収しているものを放棄することはできませんからね。

口語の可能性はまだもうちょっとあるはず。わたしはまだ口語の歌にこだわりたいなあと思いつつ、今月の総合誌デビューの機会に下手な文語を使ってしまった。若気の至り、ばんざい!

というわけで、5月25日発売の角川『短歌』6月号に8首寄稿しました。

お近くの書店で買って読んでくださいね。詩歌コーナーですよ、もちろん。立ち読みして「須藤・・・これかあ!」と笑い転げないように!よろしゅう。

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