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2007年2月

2007年2月27日 (火)

おくすり短歌2月

幼子の書く「おかあさん」

さの文字が逆さまだけどママは幸せ

 「おくすり短歌」も今月で12回目。皆さんのおかげで1年間連載を続けることができました。はじめは新聞に載せてもらうようなことが毎月あるだろうかと心配していました。でも子育てをしているといろいろなことがおきるものですね。話題に困ったことは全くありませんでした。

ある読者の方から、「あゆみママの息子さんはいつも病気をされているようですが。」と心配していただきました。2歳の息子、去年の夏はプール熱とぜんそくを併発して5日間入院。冬、熱性けいれんをおこして救急車のお世話に。うっかりケガをすることも多くて大変でしたが、ここ2ヶ月くらい休まず保育園へ通っています。

4歳の娘は、ひらがなを覚えました。でも書き順はめちゃくちゃ。きっとひらがなを物として覚えたのですね。ゾウさんやキリンさんの絵に書き順がないのと一緒。それはそれで面白い体験だと思うので、しばらく娘の独創的なひらがなワールドを楽しみたいと思います。

先日、保育園で育児についての講演会が開かれました。講師は幼児教育専門家の熊丸みつ子さん。「子どもが言うことをきかないのでイライラしませんか?大丈夫ですよ、お母さん。言うことをきかないのは成長の証。子は親をイライラさせて育つものです。あなたの育児は順調ですよ!」というお話でした。心にじんとくるものがありました。まわりにはこっそり涙をぬぐうお母さんもいました。

そういえば母親としての私を認めてもらうような言葉をかけてもらったことはあまりなかったかもしれません。病院でも保健所でも保育園でも食事や生活習慣のことなど、注意されることの方が多いです。その度に私ってだめなママだなあと反省するのですが、案外だめなママなりに成長しているのかもしれません。

育児にも人生にも書き順なんかないと思ったら少し楽になりました。さあ、皆さん、もうすぐ春ですよ!

                            歌人・須藤歩実(未来短歌会)

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2007年2月26日 (月)

東京へ

かばん・彗星集合同歌会で東京へ。

圧倒的にかばんの人が多く、しかもみなさん博学。

一首の読みの範囲がとんでもなくワールドワイドになったりして、その飛躍度に驚いた。

かばんは自由やなあとおもった。

懇親会でかばんのMさんと話し込んでいたのですが、とにかくかばんが気になるので、購読会員になりますー!

そうそう、歌葉新人賞の台風の目だった、フラワーしげるさんにもお会いできたし、もう、今日は幸せでしたー。おやすみっ。

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2007年2月 9日 (金)

今朝の毎日新聞(九州版)

今朝の毎日新聞九州版の23面に、わたしの未来賞受賞についての記事を載せていただきました。

写真入り・・・。ありがとうございました。

それにしても新聞記者さんって、すごい時間にメールをくださるのですが、ちゃんと眠れているのかしら。

そういうわたしは毎日10時に寝て、5時におきて、二度寝したり、本を読んだりしています。

夜中に本を読むと、読んでいる行を見失うのですよね。ページの中で迷子になってしまうのです。

そういうときは栞を差さずに寝ます。朝、おきてどこから読むか探します。

つまり夜の読書は無駄ってことですね、わたしの場合。

朝は書写するといいですよ。わたしは最近歌集を写し始めました。

字を書いていると、おちつきます。

それにしてもずいぶん話があっちいったりこっちいったりするなあ。

わたし今、話したいことがたくさんあって、たいへんなんです。

あ、とにかく、新聞に載りました。九州の方、みてくださいねー。

ちなみに次回の「おくすり短歌」の掲載は24日の予定です。

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2007年2月 8日 (木)

本のはなし

毎日新聞の編集部におじゃました。
取材、写真撮影。そのあいだずっとわたしは関西弁で話していたらしい。緊張するとどうも関西弁になっているようだ。
ちなみに子どもと話すときは博多弁。だって、博多弁しか通じないもん。

おばあちゃんちで遺品の整理をしていたら、ずっと読みたいと思っていた本(火野葦平『麦と兵隊』)がでてきた。

古い本は好きだ。においも感触も。前に開かれたときから、いや、ひょっとしたらその本が書かれたときから、本の時間はとまっている。

私には時計の針をすすめることも、もどすこともできない。ただとまった時間をこころに刻む。つまりわたしのこころは本を読むたびに刻まれるのだけど、実際はすこし撓むだけですぐにもとにもどる。撓んでいる間、考え事をする。これは本の時間を自分の時間にする作業。そして刻まれたこころがもとにもどるまえ、ぎりぎりのところで歌を詠むこともある。

わたしはひとりの読者であり、ひとりの歌詠みである。本をまったくよまなかったら、きっと歌も詠めなくなるだろう。

読者であることが先、だというのがわたしの特徴かもしれない。

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2007年2月 6日 (火)

『海辺のカフカ』

村上春樹の『海辺のカフカ』を読んだ。

正直な話、上巻は面白かった。

下巻はどうだろう。筋を追いすぎて、描写が雑になっていたように思う。

盛り込みすぎじゃないか。たとえば生と死のあいだの世界を書く必要はあっただろうか。

ナカタさんの死を書く必要はあっただろうか。

星野さんが猫と話せるようになったり、カフカが自分の家に戻る決心をしたり、つまり全てが片付きすぎたのだ。

読後、すっきりしすぎる本だと思う。

つまりわたしはこういうストーリーは好まないということ。

でも読んでみてよかった。最近わたしが出逢う文章にはすべて意味があるような気がしている。

(そういえば、この小説にも同じようなことが書かれてあったな。)

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2007年2月 1日 (木)

未来新年会

1月21日、Miraisyou 未来の新年会で未来賞の賞状をいただきました。

右は岡井隆さん、左は須藤です。(治郎先生に撮っていただきました。ありがとうございました!)

ほんとうにあたたかい言葉をたくさんいただいて、うれしかったです。

さて、その東京の余韻にひたりながら2週間ほどを過ごしたのですが、いつものように自分の歌のことでうじうじ考え込んでいました。でもある文章を読んではっとしました。

「誰かの為に、何かの為に、という大儀名分では決して短歌は作れるものではない。短歌はもっとつきつめた、ひとりぼっちなものだと思う。誰の為にも私は短歌は作るまい。まして相聞はと思うのである。それは女の生き方の一種のいさぎよさ、真摯さではあるまいかと思うのである。」(河野裕子『森のやうに獣のやうに』あとがきより抜粋)

短歌を作っているうちに、友達がたくさんできました。それも素敵な先生や先輩との出会いがあったからだと感謝しています。

でも、作り続けていくうちに、以前よりずっと孤独になった自分に気がつきました。

インターネットで短歌を発表していたときより濃密に歌について語り合える人がまわりにたくさんいるのに、もう孤独ではないはずなのに、どんどん孤独になっていく自分。なぜだろう、と悩んでいました。

そんなとき(実は、昨日なんですけど・・・)河野裕子さんの第一歌集のあとがきを読んで、ふっと肩の力が抜けました。

ああ、短歌って「ひとりぼっち」なんだなあ、と。

今年、いろいろチャレンジしたいこともありますが、短歌から逃げないで踏みとどまりたいです。

どうぞみなさま、今後ともよろしくおねがいします。

そして、今年もたくさんの素敵な出会いに恵まれますように。

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