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2007年1月 3日 (水)

祖母の死と挽歌

1週間前、祖母が死んだ。

はっきりいって、不意打ちだった。

しばらく入退院を繰り返していたのだが、治ると信じていた。

葬儀を終えて、新年を迎えた。

こんな年のはじまりってあるだろうか。

誰よりも正月を大切に過ごしてきた祖母が年を越せないなんて。

私はというと元旦から今日までをほとんど布団の中ですごした。

情けないが、ショックと疲れで起き上がれなくなったのだ。

ああ、悲しいときに気丈にふるまうなんてこと、わたしにはできない。

ぜったいできないできない、と思っていたのだが、今朝かろうじて数の子は漬けた。

今夜は雑煮をつくろうかと思っている。

たった1週間の時間が悲しみを薄くしたのだろうか。

悲しいときこそ歌をつくりなさいと、いつか結社の先輩にいわれた。

人はすぐに辛さや悲しみを忘れてしまうから、と。

それでいま、うたをつくろうとしたのだが、なんだかこころがかさかさしている。

(ああやだ、かさかさっていやなオノマトペだ。鳥肌がたつ。)

そうまでして、なぜわたしは歌を詠むのだろう。

なぜ短歌なのだろう。

去年ずっと自問してきた。

そして答えがわかってきた。

わたしは短歌がすきなのだ。

恋に理由がないのと同じ。

少しずつ気持ちを落ち着けて、祖母の挽歌を詠もうと思う。

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