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2006年10月16日 (月)

『未来』10月号より

『未来』10月号が届いた。

うーん、今後は掲載時期のことを考えて投稿すべきかもしれない。。10月号に「なつやすみ」は失敗したかもなあ。

***

なつやすみ                須藤歩実

背が伸びたような気がして仰ぎみる入道雲は夏の天井

唇の乾いた蛇があくびする(ひどい寝癖だ)ドア開きます

わたしより形ある物体として台風前夜しなうカーテン

何も語らない貝殻あたらしい砂が盛られた砂場に遊ぶ

ごめん君の声を聞くたび沈黙がのびて立ち枯れてゆくひまわり

おじぎして別れるときの君の目にビーンズネックレスが揺れるだろう

本当のあなたを知った。xでyでzでゆえに解なし

くるしいとつぶやいてみる 参道の屋台にとけそうな杏飴

伸びきったゴムのはやさで戻される朝の食パンにマーガリンを

胸に手をあてて探してみたらいいまちがいさがしの最後のひとつ

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